
大学を起点として、地域のこどもたちにアート教育を届けてくれる団体が新しく発足しました。
今回は、立ち上げに関わった1人であり、学芸大学の教授でもある正木先生にお話を伺いました。
◎活動を始めたきっかけはなんですか?
「大学のあるまちづくり」をテーマに、小金井を拠点とした教育・研究活動を20年ほど続けてきました。ちなみに「のびのびーの!」も市民と行政と大学(研究室)との協働から生まれました。
そうした実績や経験から得た教育リソースをもっと地域へ還元し循環させたいと考え、NPO東京学芸大こども未来研究所からスピンアウトする形で本活動をスタートしました。
その一方で、コロナ禍の影響で思うように活動できなかった反動が契機にもなっています。特に研究室の学生たちと一緒になって、実践的な学びにつながる新たな研究フィールドを開拓したいという欲求も活動を始めるきっかけとして大きかった気がします。
◎現在はどんな活動を行っていますか?
「食う(出会う/味わう)、練る(語らう/考える)、遊ぶ(楽しむ/創る)」をモットーに、アート&デザインの力を活用しながら、様々な人たちや団体とのコラボレーションを試みています。
例えば、特許を活かした企画開発をしている会社と連携して、学生に向けた商品開発のデザインコンペを実施したり、地域教育のプラットフォームとして他大学との交流の場を支援したりしています。
また、「NPOアートフル・アクション」や「共生アート&協働アートin小金井(waaa)」、「遊び・文化NPO小金井こらぼ」など、すでに地域で活動されている団体とのコーディネートやコラボレーションを通じて、アートイベントの企画・運営や造形ワークショップなども実践しています。

◎これからやってみたい事、伝えたい事はありますか?
小金井という地域リソースを活かした次世代教育の可能性を探っていきたいと考えています。特に次世代を担っていく学生や子どもたちが主役になれる地域教育の環境デザインを「食う、練る、遊ぶ」の精神で試みたいです。
小金井独自の子育て・子育ち支援とは何か?
家庭→学校→地域→社会の教育フェーズに応じた有意義な体験とは何か?といった問いをめぐって、様々な人たちとの対話を大切にしながら、ライフロングな視点に立って誰もが学びを面白がれる、そんな「教育のまち、小金井!」を実現できたら嬉しいです。
◎取材を終えて
市内に大学が多い点は、子育ての魅力の1つだと思っています。
我が子も、乳幼児の頃は学芸大学の広い敷地内で遊んで松ぼっくりを拾ったり、夏休みのこども向け講座で鉄棒を習ったり、大学祭にお邪魔したりと色々お世話になりました。
大学が地域の子育ての核となり、地域の子どもたちと大学・大学生との出会いが色々な化学反応を起こしていくかと思うとなんだかワクワクします。
今後もBUONOTEの活動に注目していきたいです!
(2026年5月 Eママ 12歳女児、9歳男児)
◆基本データ◆
団体名:(株)buonote
開催場所:東京学芸大他
問合せ先:pepezo@spaceship89.com
