小金井のまちを、より素敵なまちにするために、長年活動されている団体があります。
特定非営利活動法人ひ・ろ・こらぼさんです。
今回は、理事の森田さんにお話を伺いました。
◎活動を始めたきっかけは?
当法人は、2002年に住み続けたいまち、住み続けられるまちを育てるため、あらゆる情報交流を通じて、市民、行政、事業者、教育・研究機関などを交えた話し合いの場づくり、イベントの開催などにより情報や人々のネットワークを作り出し、協働を進めること、まち育てのための調査研究や政策提言を行い地域社会に貢献することを目的として設立され、今年で20年になります。
◎現在はどんな活動をしていますか?
現在は、小金井市東児童館の運営業務受託(東児童館HP http://higaji.xyz/)をメインとしています。
他には、平和教育事業として「テレジン収容所の幼い画家たち展」や、「テレジンを語りつぐ会代表 野村路子さんの講演会」の開催、若者支援事業として芸術家を志す若者の演奏会や美術展の開催、異業種間交流事業として「くにたち・まちづくり自転車クラブ」への活動支援など、その他にも環境活動や子ども関連事業などにも関わっています。
◎これからやってみたいことや、伝えたいメッセージはありますか?
コロナや不安定な世界情勢が子どもや若者に及ぼす影響が心配されるところです。
子ども・若者支援事業に重点的に取り組んでいく必要性について官民で共有し、連携していけたらと思います。
◎取材を終えて
私がひ・ろ・こらぼさんのことを知ったのは、2021年1月に開催された「テレジン収容所の幼い画家たち展」を見に行ったのがきっかけでした。
テレジン収容所とは、第二次大戦中にドイツによって作られたユダヤ人収容所の一つです。
1人1人名前のある子どもたちの絵を見つめていると、当時そこに確かに生きていた子どもたちの姿が鮮明に浮かび上がってくるような、そんな気がしてどうしようもなく胸がざわざわしたことを思い出します。
同じようにあの絵を見た人たちの心に、きっと何かを残したであろうこの展示会。その運営はとても大変だと思いますが、ぜひ継続していってほしいなと思いました。
今回の取材で、平和教育事業だけでなく、若者支援事業や環境活動などもされていると知り、活動の幅の広さに驚きました。
小金井の色々な情報にアンテナを立てて、より住みやすい素敵なまちになるように、尽力されているひ・ろ・こらぼさんを、私も応援したいと思います。
>「テレジン収容所の幼い画家たち展」の過去の記事はこちら
【基本データ】
団体名:特定非営利活動法人ひ・ろ・こらぼ
問合せ先:042-304-8339
Twitter:https://twitter.com/copig2002