vol.061 多胎児サークル さくらんぼクラブ

 
 
さくらんぼクラブ開催日の午前。
保健センター2階にぞくぞくと双子連れの家族が集まります。
ゆりかごのスタッフ、ボランティアの方にもご協力頂き、多胎児サークルさくらんぼクラブが開催されていました。
今回はさくらんぼクラブ代表の坂本さんをはじめ主力メンバーの方にお話をお伺いしました。 
 
◎活動を始めたきっかけは? 
 
藁をも掴む思いでふたごのつどいに参加したのは、双子が2,3ヶ月の頃でした。多くの先輩双子ママさんたちが参加しておられて、活気に満ち溢れていて温かく迎えて下さったのを覚えています。たくさん育児のコツやアドバイスを教えて頂き、双子育児の激務を他のママさんと共有できてすごく救われました。 
それがきっかけとなり、現在も孤立して育児している多胎児ママさん、パパさんはいらっしゃると思うので、微力ながらにも手助けになればいいなと信じて活動をしています。 
 
◎現在はどんな活動をしていますか?  
 
現在は、子ども家庭支援センターゆりかごさんの協力を得て、2ヶ月に1回さくらんぼクラブの「ふたごのつどい(さくらんぼ)」を開催しています。2022年度は「助産師さんと話そう」、「お譲り会」、「保活・幼稚園入園の話」等が主なテーマでした。回によって、プレママさんとプレパパさんのご参加もあったり、おばあちゃんとママさんのご参加もあったり、ママさんだけの参加もあったりと様々で、話す内容も様々でした。保育ボランティアさんやゆりかごのスタッフさんが子ども達を見てくださっているので、子ども達のことを気にしないでゆっくり、じっくり話すことができています。  
 
 

 
◎これからやってみたいことや、伝えたいメッセージはありますか?   
 
これからやってみたい事としては、集まれるメンバーがいれば一緒に公園で遊んだりピクニックをしたり、お譲り会がしたいです。 
また、来年度は講師の方を呼ぶことも検討しており、育児中に役立つアンガーマネジメントや親業、マネープランニング、親子で自己肯定感を育む等に関係したお話ができる方と繋がりたいと思っています。 
また多胎児として育った方が「何を思って育ったのか」、大人になるまでの話をしてくださる方がいればいいなと思っています。小さな自主サークルなので、さくらんぼクラブに参加してくださる方の「やってみたい!」を臨機応変に取り入れて、話のテーマを決めたり講師の方をお呼びしたりしていきたいと考えています。 
 
コロナ禍で孤立する多胎児育児は本当に過酷です。移動するのも大変、出かける場所も激減、といったことから不安な気持ちを解消できない多胎児ママさんパパさんも多いと思います。 
ですが、ふたごのつどいを定期的に開催できていることは素晴らしいことだと思います。同じ境遇のママさんパパさんと会う、話す、共感を得られるだけでも、「大変なのは自分だけじゃない」と励まされると思います。また、話していく中で、ほんの一瞬でも子ども中心から解放されて、「ママ」「お母さん」という肩書きを一旦下ろして、少し自分と向き合って、自分自身を見出せるような場になればいいなと思っています。  
 
◎その他  

【保育ボランティアさん募集中】
ふたごのつどいはママさん、パパさんにゆっくり話して情報交換、仲間づくりをしてもらう場所です。そのためには子ども達の保育をしてくださるボランティアさんが必要不可欠です!!!!興味のある方、お気軽にご相談ください。 
 
【さくらんぼクラブスタッフ募集中】
さくらんぼクラブは多胎児のお母さんたちが自主的に運営しています。一緒にスタッフとして協力して頂ける方大募集中です!お気軽にお声掛けください。  
 

 
◎取材を終えて 
 
1歳の双子を連れてドキドキしながら初めてさくらんぼクラブに参加した時のこと。
どんな雰囲気なんだろう?
グループができているのかな?
仲間に入れるかな?
うまく話ができるかな?
といった緊張感を忘れる程、温かく迎えていただきました。 
「大変なのに来てくれてありがとう!」そんな空気感でした。 
 
多胎育児は外出が本当に大変です。
双子をベビーカーに乗せるのだって、外にベビーカーをセットし玄関を開けっぱなしにして1人ずつ運んでやっと外へ出られます。
そして、荷物が多い。
外に出た瞬間、「やっと出られた」と思うのです。 
 
さくらんぼクラブへの参加を歓迎してくれた先輩方の言葉は共感と労いの言葉で溢れていました。
そして私自身、大変さを理解してもらえる事を嬉しく感じました。 
 
双子だからといって、産院では多胎児の沐浴の仕方も、同時授乳の方法も、一緒に入浴する方法も教えてくれません。
ましてやいっぺんにギャン泣きされた時の気持ちや焦りは多胎児の親にならないと分かりません。 
必死すぎて赤ちゃんの可愛さを忘れてしまいます。
メンタル面をうまくコントロールし、多胎育児を乗り切る方法は手探りです。 
 
そういう時に、身近に大変さを分かり合える人達がいる、対処法を聞ける人達がいる事は子育ての安心材料になると思います。
同じ苦労や経験があるからこそ問題解決のヒントや糸口が見つかります。
今この記事を見て下さっている方の中にも「まさか自分が双子(三つ子)の親に!」という日がくるかもしれません。
その時はぜひさくらんぼクラブへ参加してみてください。
温かく迎えてくれる人達がいます。 
 
(2023年3月 はけのいえのお母さん 小1女児、3歳男女双子) 
 
基本データ  
団体名 多胎児サークル さくらんぼクラブ
開催日 年5,6回(日程・詳細は開催月の前月の市報に掲載される)
開催場所 小金井市保健センター2階講堂
問合せ先 小金井市子ども家庭支援センター ゆりかご 042-321-3141
ホームページ https://ameblo.jp/sakuranboclub-koganei/
Instagram  https://www.instagram.com/sakuranboclub_koganei/
Email koganei.twins.sakuranbo@gmail.com 
 

応援団の紹介

vol.071 NPO法人 つどいの家
vol.070 駄菓子屋あゆさい
vol.069 ひつじ食堂
vol.068 NPO法人 元気プログラム作成委員会
vol.067 小金井市手をつなぐ親の会
vol.066 森のようちえん クスクス
vol.065 ルチア
vol.064 Cafe5884
vol.063 ドゥーラ多摩あたり
vol.062 English Flower Garden
vol.061 多胎児サークル さくらんぼクラブ
vol.060 回帰船保育所
vol.059 小金井おもちゃ図書館「こがねいっ子のおもちゃ箱」
vol.058 小金井ひきこもり家族会cocone
vol.057 特定非営利活動法人 ケアサポート湧
vol.056 NPO法人ACT小金井たすけあいワーカーズ ほっとわぁく
vol.055 いろは書道会
vol.054 小金井市少年少女合唱団
vol.053 株式会社meray(mikke!トレーニングスクール)
vol.052 保育サポーターグループ「アンファン」
vol.051 特定非営利活動法人 ひ・ろ・こらぼ
vol.050 小金井国際支援協会(KISSA)
vol.049 宮地楽器小金井音楽教室
vol.048 特定非営利活動法人こがねい子ども遊パーク
vol.046 特定非営利活動法人 遊び文化NPO小金井こらぼ
vol.044 小金井第三小学校おやじの会
vol.042 小金井地域の学び推進機構
vol.041 よりみち~こころとことばの教室~
vol.040 アンガーマネジメント
vol.039 こども文庫 upon NASH
vol.038 浴恩館日和
vol.037 カラダノチエ
vol.036 あのね教室
vol.035 朋愛幼稚園
vol.034 かがくくらぶコスモ
vol.033 いかそう!子どもの権利条例の会
vol.032 特定非営利活動法人 地域の寄り合い所 また明日
vol.030 ファミリーサロン
vol.029 矢島助産院
vol.028 特定非営利活動法人小金井かいわい
vol.027 スタジオアートピース
vol.026 アトム薬局
vol.025 子ども家庭センター「ゆりかご」
vol.024 さんかく会
vol.023 (特別加入団体)小金井市子ども家庭部子育て支援課
vol.022 KOKOぷらねっと
vol.021 ラックス アンリミテッド カイロプラクティックセンター
vol.019 P-WAVE(産前・産後のバランスボールエクササイズ&コンディショニングクラス)
vol.018 特定非営利活動法人 東京学芸大こども未来研究所
vol.017 こちゃっこい
vol.016 みんなの家
vol.015 よってこ
vol.014 幸せコミュニケーション
vol.013 自主保育ゆうゆう
vol.012 ママと一緒に英語であそぼう!☆PIKARIN☆
vol.011 発達にアンバランスのある子どもの親の会 ひまわりママ
vol.009 結~MUSUBU~
vol.008 小金井市スカウト協議会
vol.007 ちびっこプレーパーク つくし
vol.006 NPO法人 アートフル・アクション
vol.004 ピアサポート周(あまね)
vol.003 小金井学習センター
vol.002 アンサンブルマタン
vol.001 のびのび子育て

応援団カテゴリ