「学校に行きたくない・・・。」
子を持つ親ならばこの言葉、いつか子どもの口から聞くことになるかもしれない・・。
そんな事を考えたりしたことありませんか。
もしかして今、現在進行形で悩んでいるご家庭もあるかもしれません。
何気ない日常に突如として、どの家庭でも起こり得るこの状況。
そして、不登校から引きこもりに・・・。。
また、社会に出てから何らかの要因で引きこもりに移行される方も少なくはありません。
自分の家族がこのような引きこもりの状態になった時に、私達はどこに助けを求めたらいいのでしょうか。
今回は、小金井市で活動されている「小金井ひきこもり家族会 cocone 」の代表・伊藤さんにお話を伺いました。
↑過去の勉強会の写真 (2019年11月ジャーナリスト池上正樹さんの登壇)
◎活動を始めたきっかけは?
ひきこもりの家族会が地元小金井になかったので発足しました。
都内にある数か所の家族会に数年通っていましたが、地元小金井でも同じ境遇の方々とつながり交流し学び合う中で、誰もが孤立することなく生きていける事の必要性を感じたので活動を始めました。
◎現在はどんな活動をしていますか?
隔月で運営委員会を行い、情報交換や共有、学習会の内容などの打ち合わせ、またその翌月から隔月で学習会(講演会)、そのほか交流会などを行っています。
◎これからやってみたい事や、伝えたいメッセージはありますか?
当事者や当事者家族の居場所づくりです。
ひきこもる背景は百人百様で、全く同じケースはありません。
社会で生きていく中でいつでも誰にでも起こりうる現象だと思います。
当事者は悩み苦しみ、もがきながら、日々一生懸命生きています。地域で安心して生きていけるよう見守り応援してもらえたら・・と思います。
※学習会は当事者家族や支援者などが近隣の市などからも参加されます。
事前申込制です。詳しくはHPにてご確認ください。
◎取材を終えて
引きこもりの状態がある当事者の家族が立ち上げたcocone。ご家庭でリアルに様々な経験をされて悩んできた当事者の家族だからこそ、同じように苦しんでいるご家族に親身になって寄り添える。
「大変ですね~。」
などの、どこか他人事な上っ面な言葉ではなく、
「ひきこもりの状態は、ほとんどのケースが長く続きます。当事者本人も当事者家族にも、簡単に先は見えません。一人で悩まず一緒に考えていこう。一人で悲しんだり孤立することなく、一緒に学んでいこう。」
代表の伊藤さんのこの言葉には、温かくも強い決意と意志を感じました。
いつどこで何が要因で起こり得るか分からない引きこもりの状態。まだまだ偏見などある社会の目に、なかなか大っぴらに出来ない現状もあり、密かに一人で悩んでいるご家庭もあるのではないでしょうか。
cocone=心の音
一人で抱えている方や身近に悩んでいる方など居るようでしたら、このcoconeに参加してみることを心からお勧め致します。
(2022年12月 きょんママちゃん 8歳男児・5歳男児)
【基本データ】
団体名:小金井ひきこもり家族会cocone
学習会開催日:隔月第3土曜日
開催場所:市内公民館 ※気軽にお問い合わせください
問合せ先 x2013krk@yahoo.co.jp
ホームページ https://note.mu/kogahiki
*小金井市のひきこもり相談
小金井市社会福祉協議会 福祉総合相談窓口
電話 042-386-0295