突然ですが、皆さんは歌が得意ですか?
私は少しニガテで・・・。この歌の曲名は何?と聞きたくても鼻唄を披露することですら躊躇してしまう私にとっては、若いうちにもっと勉強しておけば・・ならぬ、若いうちにもっと歌っておけば・・という後悔が。
そんな中、『小金井市少年少女合唱団』の取材。
単純に、「小さい頃から歌がうまくなるって羨ましいな」と思っていたのですが、歌う技術はもちろんのこと、コミュニケーション力や表現力やメンタル力(舞台に立って歌うのですよ!)や自己肯定感や・・・。たくさんのものを歌から学んで日々成長する子どもたちの姿がそこにありました。
まずは『小金井市少年少女合唱団』伊藤さんのインタビューから。
◎活動を始めたきっかけは?
もともとは小金井第一小学校で教師をしていた山内雅子氏と、そこに訪問指導にきた現常任指揮者・合唱指揮者の森永淳一氏が新しく合唱団を創設しようと意気投合、2010年に創団の運びとなりました。
同年5月に創団。小金井市在住の小学4年生から高校生までを対象として公募し、46名(内準団員3名)からスタートしました。現在は小学1年生から入団可能です。
◎現在はどんな活動をしていますか?
今年度は、市内のイベント等の発表の場でお披露目すべく、常時3~4曲の合唱曲を練習しています。年間15~20曲程度の楽譜を用意してその中から練習をします。
ハーモニーが一番大切ですが、表現の一環として、ちょっとした振り付けなど行いながら歌うこともあります。
現時点では、7月・10月に市内のイベントに参加する事が決まっています。そのお知らせはホームページにて随時更新しています。 (※2022年7月現在)
◎これからやってみたいことや、伝えたいメッセージはありますか?
今年度に入って、色々な行事が復活し、子ども達の活躍の場が増えてきました。合唱団では、歌うことが好きな子ども達が練習の成果を発揮できる場をなるべく沢山設けていきたいと思っており、市内の行事やイベントへの参加を増やしていきたいです。
運動が好きな子、絵を描くのが好きな子など、それぞれに活躍の場が開かれています。合唱はここ数年敬遠されてしまう事も多くありましたが、〝歌が好き〟という子ども達の気持ちが消えてしまうことはありません。子ども達の〝好き〟を一番大切にしながら、感染症拡大防止対策を徹底して練習を行っています。
合唱団では、常任指揮者の森永氏による本格的なレッスンで、純正律理論に基づいた純正なハーモニーを目指し、声だけではなく耳を鍛えることも大切にしています。これを元に、様々なジャンルの曲に取り組んでいます。
また、合唱団には市内外の色々な学校から歌の好きな子が集まって年齢に関係なく、みんな楽しく和気あいあいと練習に参加しています。仲良く・楽しく・真剣に活動しています。
新規団員募集中です。見学・無料体験はメール、またはホームページからお問い合わせ下さい。
◎取材を終えて
『小金井市少年少女合唱団』の歌が聞きたい!と、小金井市合唱連盟により開催された「第44回 小金井コーラスのつどい」に行ってきました。
大人の合唱団がたくさん参加されている中の大トリでしたが、それに相応しい合唱。技術や努力、あどけなさや一生懸命さ・・。ありとあらゆるものが土台となっての表現、本当に感動しました。
最初は固い表情をしていた子どもたちが、歌うにつれてどんどん緊張がほぐれていき、最後は晴れやかな顔で歌い切ったのも印象的です。合唱に聞き入っていた斜め前のご婦人はハンカチで目頭を押さえていました。
つどいの会の最後の挨拶で、とある先生が「歌は呼吸」とおっしゃっていましたが、呼吸を整え、周りの呼吸を読み、呼吸を合わせることが、確かに美しいハーモニーにつながります。呼吸って生きることですよね。せっかく呼吸をするなら楽しく美しく・・・。合唱は子どもたちにとってかけがえのない経験に絶対になっているはずです。
ああ、若いうちにもっと歌っていれば・・・。いや、こんな合唱団に入っていれば・・・。
(2022年7月 Kママ 10歳女児)
【基本データ】
団体名:小金井市少年少女合唱団
開催日:練習日は毎週日曜日13時~16時 イベント参加等の場合は日曜日以外の場合も有り
開催場所:市内公民館各所
問合せ先:koganeicity.cc@gmail.com
ホームページ:https://sites.google.com/site/koganeicitycc