知っていますか?
小金井には、発達に遅れがある子、障害をもつ子、勉強が苦手な子、不登校の子などが楽しく学習するため教室があるんです。
そこは「あのね教室」です。今回は、あのね教室の平林さんのところにお邪魔させていただきました。
場所は小金井警察署近く、多摩科学技術高等学校の前にあります。
一般的な塾が合わなかったり、発達障害、グレーゾーンなどで困っている人、診断書の有無にかかわらず、学習に困っている子ども達の為に教室を開いているそうです。
教室には、柔らかな日差しが入り込みゆったりとした温かい時間の流れを感じました。
本棚には、その子に合ったやり方をと多様な子ども達を支えるために必要なんだろなと思われる、沢山の色々な種類の本で埋め尽くされていました。
背表紙を見ているだけでも、子どもへのかかわり方のヒントがもらえそうでした。
子ども達が大好きなアナログゲームも沢山あります。一部を見せてもらいました。
「ゲームの前にルールを理解すること、カードを開いて手で持てるようになること、自分の持ち札を相手に見せないように工夫すること、私達の当たり前だと思うことが難しいと思う子もいます。私達がそこをサポートしながら、子ども達が1ずつ理解し、ゲームすることができるようになるんです。学校の同じクラスの子ども達とゲームやっても勝てなかった子が、ここでは勝ったりすることもできるんです。そうやって、色々な経験をすることができるんです。」ゲームを通して学年の違う子とも交わり、いろんな経験を積むことでソーシャルスキルトレーニングにもなるそうです。勉強も大事ですが、人とのかかわりの中で学ぶこともあり、そちらも大事にしているようでした。
平林さんは利用者の保護者からの相談も受けているそうで、必要ならば学校現場とも直接連絡をとることもあるらしいです。保護者だけで抱え込まず、専門的な面から見たかかわりを伝え、必要ならば学校との橋渡し役もする、平林さんならではのサポートをされているようです。
この教室では、大人スタッフ1名で子ども2人を見ていているので、残念ながら受け入れには限界があり、現在はキャンセル待ち状態だそうです。スタッフがもっといれば、いまより多くのお子さんが通うことができるのにと伺いました。スタッフ募集中とのことなので、どなたか新しくスタッフに入ってくれればと願うばかりです。
平林さんはいろんな子どもを見てきた経験や対応力は素晴らしいものがあります。
困っている子どもたちの為にもここはとても大事な場所。
「学校ムリでもここがあるよ~」と、
教えたくなる場所でした。
※あのね教室の他に「shift」もされています。
shiftについて:小・中学生の「学校に行かない子、行けない子」がプラスに考えて、前向きな時間をすごして欲しい。そのための場所です。〉パンフレット表 〉パンフレット裏
【基本情報】
あのね教室
小学1年生~中学3年生の不登校、発達障害、グレーゾーンなどで学習に困っている人の学習教室 〉HPはこちら 〉えにえにでの紹介はこちら