vol.014 ハッピー・リレーションシップ

今回はハッピー・リレーションシップの竹澤千穂さんにお話をうかがいました。竹澤さんは、親業訓練インストラクターとして悩める親子に「心通うあたたかな親子関係」・「自分で考える自立した子どもを育てる」ためのお手伝いをしているそうです。

― 親業とは何ですか?

「親業」とは、アメリカの臨床心理学者トマス・ゴードン博士が考案したプログラム、「ゴードン・メソッド」のことで、学習・発達心理学、教育学など行動科学の研究成果を基礎にしています。子どもが自分で考え、行動できるよう、支援していくのが親の役目であり親という職業であると考え、その職業を学ぶのが親業です。
〉親業について詳しくはこちら  
 
 
― 親業を学ぶとどんなふうになるの? 
 
親が解決に乗り出さずに『能動的に聞く』こと、自分の気持ちを『わたしメッセージ』で伝えられることができるようになると、子どもも自ら動き出すようになり、自分の気持ちを素直に出せるようになります。
親が一方的に自分の意見を押しつけるのではなく、また子どもの欲求にいつも応じてしまうのでもなく、対立している問題を親も子も納得できるように解決していけるようになると親もまた自然体で子どもに接することができるようになります。こうしてありのままの気持ちで双方の愛情と理解が満たされてはじめて、親子がともに成長し、育ち合うことができ、お互いにとってストレスの少ないのびのびとした毎日が送れるようになります。 
 
 
― 親業との出会いで竹澤さんにはどのような変化がありましたか? 
 
私は、子どもの不登校に悩む中で「親業」に出会いました。「親業」との出会いによって、これまで子どもに自分の考えを押し付けてしまっていたこと、知らず知らずのうちに子どもの考える力を奪ってしまうような子育てをしていたことに気づきました。
今では、子どもが抱えている複雑な気持ちを引き出して、隠れている本音や思いを受け取ることが前よりもできるようになり、何でも話せる尊重し合う関係を築くことができています。そして、悩み困っている相手の話を能動的に聞くことで、自ら解決ができるように支えたり、相手の行動を受け入れられないときは、自分の気持ちを素直に表現するコミュニケーションの方法を学んだことで、夫や友人との関係までも改善しました。 
 
 
― どんな人に伝えたいですか? 
 
親業のおかげで自分自身も救われたので、親子関係でねじれてしまう前に多くの方に、親業を伝えたいですね。
実際は思春期になってから関係が壊れてしまった方や、お子さんが不登校になってから駆け込む方がほとんどですが、もっと前の、できれば妊娠中の方に伝えたいと思っています。
この前、育休中のお母さまが「仕事が始まって忙しくなる前に、母としてどう子どもと接していけばいいのか、今のうちに学びたい」と言って受講してくれました。嬉しかったですね。
例えば幼児の『いやいや期』を、『自分でなんでもやりたい期』と、とらえると自己主張の現れと受け止められるので、否定的なとらえ方をしないですみます。良好な親子関係を築く為には、早い時期からの親の関わりはとても大事なんです。 
何か問題がおきた時に、親が正論を言ったり、提案をしたり、説教をしたりと、親が子どものことを何とかしようとする。でも、それは裏を返せば、「あなたには問題を解決する能力がない。だから私が適切に導いてあげる」つまりあなたのことを信頼していない、と間接的に伝えてしまっています。親は、子どものためになると思って信じて言っていますが、「あなたはダメなんだよ」と、子どもの自尊心を傷つけて、実は良好なコミュニケーションの障害になっていることもあるんです。
とても残念ですが、それが積もって親子の関係のこじれになってしまっている。小さいころから親の役割として、子どもが自分で考え、行動できるよう、支援する聞き方をして、親子間に信頼関係が築けていれば、子どもが思春期に大きな壁にぶつかったときも、親に聞いてもらおうと思うでしょう。 
 
 
― どんなところで活動していますか、話を聞けますか 
 
・小金井市 西ノ台会館のおさんぽカフェのブース 〉詳しくはこちら
・こがねい子育てメッセやキッズ・カーニバルでの展示
・立川ららぽーとのママハピイベント〉詳しくはこちら
・恵比寿にある親業訓練協会のサロン講演会〉詳しくはこちら 
 
などに参加していることがあります。入門編から上級編までの講座も用意していますので、詳しくはお問い合わせ下さい。 
 
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竹澤さんの話を聞き、はじめは「私はできている、あまり関係ないかな。」と思っていましたが、「あれれ?あまり大丈夫じゃないかも」と引っかかり、私も知らず知らずのうちに自分の考えを押し付けていて、子どもの考える力を奪ってしまうような子育てをしているかもと、思い当たる節が出てきました。良かれと思ってしていたので、ちょっとショックでした。
子どもが何か問題を持って悩んでいるときに、自分で解決できるように手助けをする。そんな親子関係になれたら素敵だなと思いました。 
 
 
おさんぽカフェでは事例を交えてわかりやすく寸劇もやっている 
 
 
親業訓練協会のサロン講演会「思春期の今からでも遅くない!子どもと心が通う聞き方・話し方」 
 
《 基本データー 》
ハッピー・リレーションシップ 
親業訓練インストラクター 竹澤 千穂
問合せ:oyagyo.takezawa@gmail.com 

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