赤ちゃんとの抱っこやおんぶタイムが、今より楽になったり、より愛おしいものになったなら、短い子育ての時間は、更に幸せな思い出でいっぱいになるだろうなあ…。
今日は「結~MUSUBU~」の代表である伊藤さんが主宰している「一本紐de抱っこ&おんぶの会」に参加させてもらいました。
抱っこひもって、今はいろいろな種類のものが出回っていますよね。伊藤さんが主に使うのは、妊娠期に戌の日に巻いた記憶がある方もいるかもしれない、「さらし」です。
早速、集まった10組のお母さんたちと一本紐で抱っこの仕方についてレクチャーを受けます。
(記者もひとのお子様をお借りして体感中)
会場からは「わあ~密着する~!」「いつもの抱っこひもより軽く感じる。」との声が。二人の赤ちゃんを育ててきた私も、その密着度に驚き!夏は暑いだろうけど、フィット感が心地よい。簡単に洗えるから、汗をかいてもいいしね!
次はおんぶに挑戦。ほわほわ柔らかい赤ちゃんを一本紐でおんぶするのは、最初はちょっと大変!でも、慣れるとすぐに出来るようになるみたいです。
(おんぶで寝てしまうことは滅多にないとういう赤ちゃんもすやすや…)
あれ、あれれ~!数分のうちに赤ちゃんたちがこてーんと眠りだしたじゃありませんか。しかも、頭が後ろにがくんと倒れておらず、とっても気持ちよさそう。おんぶの位置が高いからなのですね。
さて、ここでさらしを使った抱っこ&おんぶのメリットをご紹介したいと思います。
・使うのは、4,5mのさらし(または丈夫な布)と、使う人の気遣いだけ。
・結び方を工夫することによって、新生児~抱っこ、おんぶまで長く使える。
・使う人の重心より上で抱っこ&おんぶができ、体に密着&肩幅が広く赤ちゃんの重さが均等に分散されるので、体への負担が少なく疲れにくい。
・疲れにくいので抱っこ&おんぶの時間=スキンシップが増える。
・抱っこ&おんぶする人に密着しているので、赤ちゃんが安心する。
・赤ちゃんの全身をしっかり支えられるので、抱っこ&おんぶされている間、赤ちゃんが自然な体勢でいられる。
・おんぶの場合、ママ(おんぶする人)と赤ちゃんが同じ視線になり、たくさんのものを見たり感じたりすることができる。そのため、脳への刺激が増え、脳の発達が自然と促される。
・1枚の布なので、抱っこ紐として使わないときはストールや授乳ケープ代わりなど、いろいろ使える。
・通気性がよく、むれにくい。
・安いので汚れても惜しくない、気にならない。その上洗うのも簡単だし、すぐ乾く。
・軽い。たたむとコンパクト。
・使わなくなったら適当な大きさに切ってふきん→雑巾に。エコ。
・さらしには、実は赤ちゃんから大人までおんぶをすることができる強度がある。災害などの緊急時には、抱っこひものほか、避難用ロープ、包帯、止血帯、布おむつ、生理用ナプキン、など様々な代用品として活用できる。
本当にいいところがたくさんですね。ただ、慣れるまでは結ぶのに時間がかかってしまうし、うまく結べないと転落などの事故につながることもあります。
でも、慣れてしまえば、外出先でもカバンに紐を一本忍ばせておけば安心!しかも、こんなに身近に教えてくれるひとがいるなんて、小金井ラッキーです。
興味のある方は、ぜひ講習会に参加してみてください!
(教えてくれた伊藤さん。簡単にスリングにもなっちゃいます。)
写真で伊藤さんが使っているさらしはご自分で染められたもの。不定期でさらしを素敵な色・模様に染め上げる「染めの会」も開催されています。
基本データ
結~MUSUBU~
場所:市内公民館などで開催
日時:不定期(下記メールアドレスにお問い合わせください)
お問い合わせ・申し込み
musubuclub@gmail.com(伊藤)