【子どものまち】ミニこがねい2022

 
子どもが作る、子どものための、子どもだけのまち、それが「ミニこがねい」です。
全て一から子どもたちの意思と力で作り上げていく、超一大イベントなのです!!
2022年も12月の開催に向けて、暑さ真っ盛りの7月から実行委員の子どもたちが集まって準備を進めてきました。
その様子を、子どもたちのサポート役の大学生ボランティアさんと、実行委員に参加した小2の女の子がレポートしてくれました! 
 
「こどものまち」ミニこがねいとは?  
 
ミニこがねいとは、子どもが主役の子どもだけが市民になれるまち。子どもたちはミニこがねいで遊びを通じて世の中の仕組みを体験したり、人とのコミュニケー ションを学ぶことができます。
公民館をまるまる1フロア貸切って、雑貨屋さんや食べ物屋さん、市役所や警察署まで子どもたちの手で運営し、100人近い子どもたちが参加するとても賑やかで楽しいイベントです。(コロナ前は1日300人の参加がありました。)

例えるなら、より子どもたちが自主的に動けるキッザニアみたいな感じですね。 
 
ミニこがねいの様子(準備編)  
 
ミニこがねいの準備は7月から始まります。小中学生十数人の実行委員(コロナ禍のため少人数体制)が公民館に集まって、どんなお店を出すか、市役所や警察署などの機関はどんな仕事をするのかなど、すべて一から アイディアを出し合って考えます。
何回も集まって会議をし、誰がどんなお店、機関を担当するか決めたら、いよいよ本格的にまちづくりらしい活動になってきます!
お店を出す子どもたちは売り物を考え、レシピを調べて、試作を何回も繰り返しました。予算について考える子達もいて、かなり本格的な経営体験をしていました。
市役所などの機関を運営する子どもたちは、まちの決まり事をみんなの意見を聞いてまとめたり、ミニこがねいに参加するチケットを販売する体制を考えたりと、こちらはミニこがねいそのものを運営するための取り決めをじゃんじゃん話し合っていました。
どちらも忙しくてあまり慣れない体験で大変そうでしたが、積極的に調べ物をしたり、アイディアを出したり、話し合いをまとめたり、ミニこがねいを素敵なイベントにするために子どもたちは全力で楽しんで働いている様子でした! 
 
ミニこがねいの様子(本番編) 
 
いよいよミニこがねい本番です!2日連続開催されるうちの1日目、子どもたちも気合いが入っています!
会場は開催直後から参加する子どもたちでいっぱいになっていました。

実行委員の子どもたちは自分のブースでせっせと働いています。食べ物屋さんのところは商品を作るだけでも大変なのに、一般参加の子どもたちに指示をしながら一緒に作るので、若干パニック状態でした。それでも子どもの力はすごいもので、1,2時間もすればすっかり慣れて難なく一般参加の子どもたちをまとめて楽しそうに作業をしていました。
ちょこちょこ小さな事件が起こったりしたものの、機転を利かせたり、ドタバタしているうちに1日目が終了。  
 

実行委員の子どもたちは残って反省会をしていました。 2日目に向けて良かったところ、改善すべきところなどをひとりひとり出し合い、長時間話し合っていました。
一見うまくいったように見えたようでも、子どもたちはあまり満足いった様子でなく、もっとより良いミニこがねいにするために真剣に話し合う子どもたちからは、私の方も何か学ぶものがあるなと感じさせられる体験でした。 
 
(2023年3月 学生ボランティアAさん)  
 
 
 
楽しかったミニこがねい 
 
ミニこがねいで、私はフルーツ大福屋さんをしました。
なろうと思ったきっかけは、1年前に一般で参加した時にフルーツ大福が売り切れてしまっていて、来年は食べたいなと思っていたからです。

最初は、実行委員の会議で、手を挙げて自分の意見を発表するのがすごく緊張しました。なぜかと言うと、私より上の学年の子がいっぱいいたからです。でも、みんなが優しく聞いてくれるので、最後には慣れてきてたくさん発表できるようになって嬉しかったです。
フルーツ大福の試作はすごく大変でした。おもちが手にくっついてしまったり、入れる水の量を間違えたり、片栗粉をつけ過ぎてパサパサになってしまったり・・。
でも、私が困ったり分からないことがあると、大学生のボランティアさんや大人の人が優しく色々教えてくれて助かりました。もやもやから解放されるとすごくスッキリしてやる気が出てきます。 
 
そして、いよいよ本番の日!
やる前はとても緊張していたけれど、いざやるとすごく忙しかったので、あまり緊張せずにいられました。 
お店に来てくれた一般の子どもたちに、フルーツ大福作りを教えるのは本当に大変でした。
でも、「これをやってね」「それはやっちゃダメなんだよ」とか言うと、なんだか大人になった気がして嬉しくなりました。
特にお店をやっていて楽しかったことは、お会計やスタンプラリーカードのはんこを押すことです。お店の人になったみたいで楽しかったです。  
作ったフルーツ大福はあっという間に完売で、人気があったことも嬉しかったです!
 
少し大変なところもあるけれど、楽しいミニこがねいなので、また来年もやりたいなと思います!
 
(2023年3月 子ども実行委員小2 S.M) 
 
 
 
【ミニコ関連の過去の記事はこちら】 
「「リアル×オンライン」ハイブリッドの子どものまち(後編) ~コロナ禍でのミニコ版ニューノーマルとは?~」はこちらから
「「リアル×オンライン」ハイブリッドの子どものまち(前編)  ~コロナ禍でのミニコ版ニューノーマルとは?~」はこちらから
「子どもたちが挑む未知なるチャレンジ「ミニこがねい2020」 〜コロナ禍に子どもたちはどう立ちむかうのか〜」はこちらから
 おやじ記者ミニこがねい2019バイト体験記(新聞社編)はこちらから
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