こちらミニコ新聞社
さて、私がバイトしていたミニコ新聞社。
今回は「ミニ新聞」を発行して、販売していました。
1日目行ってみると、3年生の社長しかおらず、既に完成していた手書きの新聞を印刷し売り、バイトの受け入れ・・。とこれは大変な状況。
聞けば4年生の編集長と、1年生の営業部長は、「学校公開」で半休を取っておられるとか・・。
2人がくるまでバイト記者が頼りです。
その中でスゴイ新聞が生まれました。
弟と一緒に来たバイトさん。
「ホラー屋敷」を取材してきたのですが、その内容が薄く、
「潜入取材してきて下さい。どれだけ怖いのでしょう?」
と追加取材をお願いしたところ、超スクープの写真連発!
この号外がきっかけとなり、ミニコ新聞社の売れ行きは伸びていきます。
2日目も一番売れたのが、この号外でした。
さらに、前日の売上ビリから発憤した4年生の編集長が、新聞の「福袋」を考案。
1年生の営業部長バリバリ売りさばきます。
3年生社長はそして取材に出かけ号外を量産。
4年生の編集長も手書きで新聞を量産します。
そして2日目、ミニコ新聞の救世主となったのが、「2年前の社長」。
高校生になって、サポーターとしてバイト記者さんたちに取材や記事作りのサポートを行ってくれました。
おかげでバイトさんの記事が続々できあがり、新聞・バイト新聞・号外と3種類の新聞が作成されました。
紙面も、手書き・PC作成と入り乱れ、様々な20種類の新聞ができ、恐らく、私がバイトを始めて最多の発行種類かと。
売上も前日の4倍近く!
しかも、編集長が限りなく在庫管理と「福袋売り切り作戦」を実施したため、気がつけば提出用の紙面まで売り尽くすという状態で、ここでも女性パワーは圧倒的でした。
最後に・・・
ミニこがねいについて、ここまでいろいろ書きましたが、やはり一番印象的なのは、子ども市民が、失敗しても、バカなことを言ってハデにやらかしても、スタッフが我慢強く、見守って寄り添うことです。
決して大人のペースにはしません。
当日の「にわか市民」が大人の私を見つけて、「先生~~」と言ってきても、
「私はバイトなので・・。」
と、「塩」対応するのが正しいやり方。
その中から、自分でやらなきゃ・・。という腹のくくりができてくる。
普段はオトナに仕切られ慣れている子どもに、「自走」するスイッチが入る瞬間はいつ見ても楽しいものです。
オトナのまちは、普段からこうした空間を、家庭や学校、まちなかに用意できているのか?
「効率」という大人の価値観を子どもに押しつけて、こどもの発想や失敗という経験値を奪ってしまっていないだろうか?
色々考えなから2019年度のミニこがねいをあとにしました。
終わり
【記:ミニコ新聞・バイト記者・小林】
おやじ記者ミニこがねい2019バイト体験記(オカネ編)はこちらから
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