【まとめ・報告】放課後を本気(まじ)で考えるプロジェクト(まじプロ)

 
◆プロジェクト始動の経緯
2018年9月2日に行われた子育てメッセこがねいの分科会において、「放課後、心配じゃないですか?」をテーマに、市民18名が話し合い、今後の課題について共有した。  
これらの課題を踏まえ、放課後の子どもについて考える市民プロジェクトとして、「放課後を本気(まじ)で考えるプロジェクト(まじプロ)」がスタートした。 
 
◆プロジェクトスタート
「放課後」は誰のもの?   大切なたいせつな「こどもの時間」を、大人が奪っていませんか?   放課後=題からたれたの時間、なんだけどなぁ・・・。

ー学童保育所はいっぱい?
ー児童館はどうなの?
ー放課後こども教室って何?
ー塾?習い事?スポーツクラブ?
ーゆったり、のんびり過ごせる場所は?

小金井の子どもたちが過ごす環境を、まじめに考えるプロジェクト&勉強会です。 市民にできること、行政と一緒に考えることなど、学び、語らい、一歩前に踏み出しましょう! 
*全回共通 日曜、14~16時、中町桜並集会所にて 
 
◆第1回 2018年10月14日 参加者:おとな28名(同伴の子ども7名)
テーマ「小金井市の放課後子ども施策の全体像を知ろう」 
内容:小金井市の主な子ども施策の紹介
講師:① 小金井市こども家庭部児童青少年課児童青少年係 田中さん
   ②        同     学童保育係 山田さん
   ③      教育委員会   生涯学習課 吉楽さん
   ④ 手をつなぐ親の会 馬場利明さん

児童館・放課後こども教室・学童保育・放課後等デイサービス・プレーパーク・健全育成団体のイベント・子供会etcたくさんの施策について概要を知ることができました。 〉第1回の体験談はこちら
 

◆第2回 2018年11月18日 参加者:おとな26名(同伴の子ども3名)
テーマ:「ご近所市区の事例を知ろう!」 
内容:(1)他市区の放課後こども教室等の視察報告 ①足立区 前田薫平さん ②武蔵野市 石井優子さん
(2)ワークショップ 「小金井の常識は、世間の非常識?!」グラフィックファシリテーション 玉置智史さん

第1回のふりかえり、武蔵野市と足立区の事例紹介のあと、グラフィックファシリテーションを用いたワークショップを行いました。〉第2回体験談はこちら  
 
◆第3回 2018年12月9日 参加者:おとな23名、子ども4名(同伴の子ども7名)
テーマ:「ミクロからマクロ(市→国)へ視野を広げて考える」
内容:(1)国の施策の方向性を知る
厚生労働省 社会保障審議会 (放課後児童対策に関する専門委員会)新・放課後子ども総合プラン 報告者 水谷多加子
(2)ワークショップ 「僕らの望む放課後とは?」(こども4名も参加)グラフィックファシリテーション 玉置智史さん
国のビジョンを知り、これからの小金井の放課後の姿を考えました。ワークショップでは小学生の子どもにも参加してもらい、大人と子どもが一緒に考えました。当日参加できないこどもにも、アンケートで協力してもらい、103人から回答をいただきました。〉第3回体験談はこちら   〉アンケート集計結果はこちら 

 
◆第4回 2019年1月20日 参加者:おとな26名(同伴の子ども3名)
テーマ:「こどもの育ちと今~新たな居場所を作ってきたわけ~子どもの居場所に何が必要か」
内容:(1)子どもの育ちと今 ~新しい居場所を作ってきたわけ~ 邦永洋子さん
(2)ワークショップ「子どもの居場所に何が必要か?」グラフィックファシリテーション 玉置智史さん
ワークショップでは、邦永さんのお話をさらに深め、広げる話し合いをしました。〉第4回体験談はこちら
 
◆第5回 2019年2月17日 参加者:おとな29名(同伴の子ども2名) 
まとめ、今後にむけて
内容:(1)これまでのふりかえりと課題の抽出 報告者 水谷多加子
第1回①こどもを「お客様」に育てあげているのではないか ②学童保育の課題 ③新・放課後こども総合プランの終着点はどこか?
第2回④こども本位でない ⑤親の意識を変える必要がある ⑥デザインがない
第3回⑦こどもには不満はない、今の環境で生きている ⑧子どもとおとな、おとな同士の意識の差 ⑨環境ってなに?
第4回⑩こどもには仲間が必要 ⑪支援者の育成、こども観の共有
(2)ワークショップ 「まじプロ これまでと今後について」グラフィックファシリテーション:玉置智史さん
第1~4回までに出た課題や疑問を整理し、行政とどうコラボしていけばいいのか、私たちがプロジェクトとしてこれから何ができるのか考えました。
〉第5回体験談はこちら
 
◆全5回を終えて
課題認識の共有ができたが、今後、具体的にどう進めていくかは、引き続き検討していくこととなった。大きなテーマとしては、「子どもに関わる大人たちが『子ども像』を共有すること」、「小金井市としての、放課後のビジョンが欲しい」という方向にまとまった。 
 
◆2019年度
市川さんを実行委員長とした「まじプロseason2」がスタート。
2018年度に出た意見をまとめ、子どもの放課後の居場所について検討のための要望書をまとめ提出しました。 
〉のびゆくこどもプラン小金井(小金井市子ども・子育て会議)における
子どもの放課後の居場所について検討のための要望書の内容はこちら