【自然遊び】ははおや虫コラム 2020春夏

 
コロナ禍で公園ばかり行って野放しに遊んだ2020年春夏は、特に虫と触れ合いました。
小さい時から虫が好きだった、今年5歳の息子。
虫捕り網と虫かご、それからポケット虫図鑑はおでかけ必須アイテム!
 

そもそも私が虫嫌いではありません。もちろん触れない虫もいるけど、その生態が興味深い!
ギャー!虫―!という方も多いと思うけど、子どもが捕まえてきて否応なく目にしたり、仕方なく虫捕りに付き合ったり。
子どもがいたら、『虫』ってそれまで以上に存在感を持つようになりませんか?

専門家ではないから一体どれくらいの種類の虫が小金井にいるかわからないけれど、私が虫を観察するのに良かった二つの公園を紹介します♪
 
◎梶野公園◎
近所なので週3回は訪れています。遊具のない小さな公園ではありますが、幼児が虫を探すには最適!
チョウチョ、トンボ、ダンゴムシ、ショウリョウバッタなどのどこでも見られる虫はもちろん、ちょっと変わった虫にも遭遇しました。
シロスジカミキリを捕まえた時は、みんなでそのアゴの力を観察。本当に紙もきれいに切ってしまって、子どもの中では「怖いけれどかっこいい虫」に認定。
生きたタマムシを捕まえることはできなかったけれど、数回その死骸やハネを発見しました。その輝きは、とても虫の一部とは思えない…!ぴかぴか光るので、子どもも宝物を発見したように喜びます。
小さな虫にも面白いのがいました。シートを敷いてご飯を食べている時にやってきたコメツキムシ。コメツキムシは、あお向けにするとバネのように飛んでひっくり返ります。弱ってしまうから、とやめさせるのが大変なくらい、子どもたちはその習性に大興奮♪
他にも小さなカマキリや、サシガメ、トラカミキリなどもよく見られました。夏にセミを捕まえるのにも良い公園です!
 

 
◎野川公園◎
野川公園は、さすがとしか言いようのない種類の豊富さ!アゲハチョウの種類、バッタの種類…。梶野公園ではいないサイズのミヤマカミキリとクツワムシを見つけた時は、ぎょっとするくらいでした。
そして自然観察園の中では、外では見つけられない小さな虫にもたくさん出会えます。
ゾウムシやオトシブミってとってもかわいい顔をしていると思うのは私だけでしょうか? 
ゾウムシがその長い口でドングリに穴をあけて卵を産むこととか、オトシブミが葉っぱで上手にゆりかごを作ることとか。虫の面白おかしい生態を教えると、子どもは「えーっ」と言いながら、目をまんまるにして観察します♪
ウシカメムシには私の方が興奮!そのフォルムのかっこいいこと! 
カメムシはたくさん種類を見つけられる虫のひとつだと思いますが、触らなければ臭くなんてないし、形や模様や色がユニークでとっても面白いです。
 
清らかな水と豊かな緑を持つ野川公園では、本当にたくさんの虫を観察することができました。でも大事なのは、観察したらちゃんと放してあげることですね。小さくて繊細な生物の生活を垣間見て、無理な引っ越しはさせないこと。
 

もちろん、子どもみんなが虫好きじゃなくていいと思います!虫好きにする必要もないし、気持ち悪いって思ってもいい。
でも足元で、気づかないけれど身近なところで、小さな生物たちの誰にも教えてもらってないのに不思議で面白い営みがあるということ。それを教えたり、観察してコミュニケーションを取るのも、良い経験になるんじゃないかなぁと思います。
 
もう虫シーズン全盛期は終わってしまいそうですが、秋冬にしか見られない虫もいるかも…! 
まだまだ私たち親子は、虫捕り網と虫かごを持って公園に行くでしょう♪
 
 
(Sさん・5歳男児、3歳女児ママ)
 
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