報告)企画講座:あそびこそまなび

 
親子 42 名が参加し、終了しました。その様子を紹介します。 
 
★11/13 「粘り強く取り組む子どもに育つ3つのオキテ」

講師は小金井学習センターの阿部花織さん (紹介記事)
>小金井学習センター紹介記事はこちらから 
 
 
現代の子どもの置かれた環境、遊びを保障する必要性、そして大人が関わる時に大切な「3つのオキテ」
①子どもの興味がどこにあるか試して主体的に取り組めるものを探す
②一緒に取り組む・一緒に悩む
③タイミングを見てヒント(手がかり)を出す
についてお話されました。 
 
そして、3つオキテを実践する親子体験がスタート。
まずは「碁石パズル」
隣り合った2つを同時に移動して白×3黑×3に並べ直す。動かしていい回数は3回。さて、できるかな?! 
 
 
次の体験は「川渡りクイズ」
人・オオカミ・羊・キャベツ、川の向こうに全員を運ぼう!
途中でギブ・アップしそうな子どもに「よし、ヒントをあげよう!」とスタッフが声掛け。 
 
 
クリアできた子が自分の方法をみんなの前で解説する。 
 
 
最後は「ニキーチンの積み木」に挑戦!大人も子どもも無心になって集中して取り組みました。
大人より子どもの方がどんどん難問をクリアしていき、子どもが大人にやり方を教える場面も。 
 
参加者の方からは「子どもが安心して自分を出せる環境が大切だと思った」「親子で体験できて楽しかった、ワクワクした気持ちで学べた」と感想をいただきました。
「3つのオキテ」を体感できた、あっという間の2時間でした。 
 
★11/20「見て触ってつくる、地球のいろ・かたち」
「あそびこそまなび」2回目は、丸田ストアーの「とをが」にて。 
 
「今日は地球におさんぽして、地球からもらったもので作ろう。いつか公園や家の庭に返すために、自然に帰る材料で作るよ」
まずは新聞紙で「探検バック」を制作。 
 
 
バックを持ってイチョウ公園へ。
足元は黄葉いっぱい。秋の自然をたくさん集めました。
 
 
アトリエに戻ったら、集めた素材でオブジェ作り。
土で作ったねんど、でんぷんのりを使って接着していきます。
おとなもこどもも黙々と創作に没頭し、色とりどりの豊かな作品ができました。 
 
完成後はみんなで作品を眺めながらお茶タイム。
作ったもののこと、作りながら考えたことを話し、講師の渡邉さんが作品の良いところなどを伝えます。 
 
最後に、本気で遊ぶことこそ学びであること、春夏秋冬、季節ごとの遊びがあることをお話されました。
「自然で作ったものを近所の公園や庭に置いておくと、虫や風や誰かがその先を変身させてくれ、分解され、タネから芽が出て花が咲くよ」 
 
参加したみなさんから「自然の中で集めたもので遊び、遊んだあとは自然に帰す、という発想に感銘を受けた」という声を沢山いただきました。 
 
(2023年1月)