
北風の吹く12月のある金曜日の夜、宮地楽器ホールのロビーにリュックを背負った小学生たちが続々と集まってきます。
「ミステリートレイン」の旅の始まりです。
ミステリートレインとは、行き先が明かされない貸切夜行列車の旅です。
金曜日の夜に出発し、車中泊で翌土曜日の朝に目的地へ到着。そしてその日の夜に帰ってくるという弾丸行程。
今年で30回目となるこのイベントは、小金井市子供会育成連合会が主催し、市や教育委員会も後援する伝統ある一大イベント。
市内の小学5・6年生のみが対象ですが大人気で、今年はなんと300件を超える応募があったそうです。
小5になった娘も初めて参加するとあって、数日前から楽しみにしていました。
びっくりしたのは、本当に出発まで、さらには出発してからも行き先が伏せられていたこと。保護者には直前にこっそりお知らせがあるかなぁと思っていましたが、全くなし。秘密主義が徹底されています!
娘は、行き先も行程も分からない冒険にただただワクワクしていましたが、送り出す私たちは「大丈夫かなぁ」となんだか不安。
夜中、思わず娘のスマホのGPS情報を確認してしまいました(スマホなどはルールを守ることを前提に持参可でした)。

夜が明けて判明したのは・・今年の行き先は、なんと福島!明朝に連絡が届きましたが、予想とはまったく違う場所でちょっと驚きでした。
娘はお友だちとのお喋りがやまず、寝たのは深夜1時だったとか・・。
車中泊なんてなかなかできない経験なので、興奮してしまう気持ちも分かります。むしろ私も子どもに戻って一緒に行きたかった・・笑
貸切電車を下車した後はバスで移動し、朝からいわき公園でたっぷり遊んだ様子。
その後はアクアマリンふくしま、いわき市石炭・化石館ぽるるへ。とても一日とは思えないほど充実した内容で、たっぷり楽しんできたようです。
これだけ大規模な旅、大人の引率スタッフだけでもなんと61名!
子どもたちの大冒険のために、たくさんの大人が知恵を絞って行き先を考え、下見をして、当日も睡眠不足のなか見守りを続けてくださったことに、本当に感謝でした。現地での写真も保護者LINEに随時送ってくださり、子どもたちの楽しそうな様子にホッとしました。
夜に帰ってきた娘の笑顔を見て、「思い切って送り出して良かった」と改めて思います。
全国的に見ても、これだけの規模でミステリートレインを実施している団体は、なかなかないのではないでしょうか。
娘の感想は、「また来年も行きたいな~♪」だそうです。
(2026年2月 Eママ 11歳女児、8歳男児)
※写真は、保護者の同意を得て掲載しています。
主催者「小金井市子供会」の『えにえに』基本情報ページはこちら
