妊活体験記

 
これは30代を妊活に費やしていた私の妊活経験についてです。
この経験が誰かのお役に立ってくれたらいいなと思い、個人的な体験談ではありますが書かせてもらいます。 
 
私が妊活経験で大事だなと思ったことは、
◎身体の循環を良くする
◎運気を上げる
当たり前かもしれませんが、この2点でした。 
 
私は不妊症で、なんとか1人目を授かった後、すぐに2人目を望んでいました。
そこで職場復帰のかたわら不妊治療を開始しました。
一般的に卵管造影検査の後は出来やすいと言われており、検査後数ヶ月目に妊娠反応がありました。
クリニックでは、採血で妊娠反応はあるものの卵が見えないと言われ、腹部の鈍痛と不正出血で子宮外妊娠が発覚しました。 
 
武蔵野日赤を紹介されて受診したところ、
「今すぐに片方の卵管を摘出し内容物(卵管に着床した卵)を出さないとあなたの命に関わってくる」と言われ、抵抗虚しく緊急手術をしました。 
 
入院した産婦人科病棟には産後の方が溢れ、出産おめでとうのメッセージが書かれていました。
直視できませんでした。
心が引き裂かれる思いでした。
数週間の安静期間と数ヶ月の避妊期間を経て、再度不妊治療を開始するもなかなか上手くいきません。
不妊治療にも疲れクリニックでの治療も一時中断した時のこと、生理が来ていない事で妊娠検査薬を使用してみると、陽性反応がありました。
アルコールを絶ち、年末実家に帰り両親に報告しました。 
 
しかし、突然の出血と腹痛。
不全流産でした。
お正月明けに、妊婦さんの溢れる産婦人科で診断され子宮収縮剤を処方されました。
内服すると生理痛に似た強い痛みと流産の残骸が出ていきました。
流産後3ヶ月の避妊期間を経て、不妊治療を再開しました。
クリニックでは片方の卵管がない事、年齢的にも高齢出産にあたる事、卵巣年齢が高く、東京都の助成金を受けられる年齢に迫っている等の理由から体外受精へのステップアップの提案があり、体外受精へ進みました。
高額な治療費を払い期待も大きかった分、着床しなかった時のダメージも大きく、クリニックを出て何度も泣きながら帰りました。
精神的にも限界に近づいていました。
何もかも嫌になって、泣きつかれ、ぼーっとした頭で運気が上がること、元気になれる事を考えていました。 
 
ディズニーランド、行こうかな。 
 
そして、行きました。親子3人で。
娘のディズニーデビューでした。
妊活なんて、赤ちゃんなんて、妊婦さんなんて忘れるくらい楽しみました。
そしてもう一回だけ頑張ろうと思えました。 
 

 
何度目かの体外受精の日、仕事終わりで全身マッサージを受けリラックスして挑みました。
子宮内膜は着床できるか出来ないかくらいの薄さで、凍結している受精卵も残り少なく、今回もダメなら精神的に崩壊してしまいそうだと思いながら、一連の体外受精の様子をみていました。
お腹に一つの受精卵が入ったのでなるべく着床させる様に大事に帰宅しました。
そして、指定された日にクリニックへ行き妊娠の有無を確認しました。 
 
「胎嚢が見えます。」 
 
心拍の確認はまだ先だったので手放しでは喜べなかったのですが、嬉しくて夫にだけ報告しました。
その後無事に心拍の確認がとれ、晴れて妊娠する事が出来ました。 
 
☆私が妊活でしていた事を綴ります☆ 
 
・布団の中で基礎体温を測る(基本中の基本ですが最終的に嫌になりやめました。)
・朝一番に白湯を飲む
・早朝ウォーキング
・ついでに公園で1人ヨガ(暗い公園で1人ヨガ、はたから見ると不気味です・・。笑)
・葉酸やら亜鉛やらの妊活サプリ
・妊活アプリをチェック
・歩く時は大股で、太腿周りの筋肉と丹田を意識
・時々栗山公園のプールで泳ぐand水中ウォーキング
・職場でも白湯を飲む(目標1日2リットル)
・腹巻、冷えとり靴下は4重
・レンジでチンして使うへそ灸で丹田を温める
・自宅でできるよもぎ蒸しのセットを購入し、低温期によもぎ蒸し
(よもぎは野川沿いで採取。洗って乾かして、お茶パックに入れて完成!)
・よもぎ温座パット
・根菜類を意識した料理
・養命酒や高麗人参茶といった、身体に良さそうなものを飲む
・アーユルヴェーダのサマハンティ(スリランカのスパイシーな飲料)
・キムチを毎日食べる
・お風呂上がりは水シャワー
・寝る前は股関節周りを意識しストレッチ
・千年灸で婦人科経由のツボへお灸 
・布ナプキンを使ってみる
・不妊治療のクリニックで漢方薬を処方してもらい毎食前にお湯に溶かして内服
・排卵前には東小金井の蓬莱堂で針治療(ここで妊活フリーペーパーのジネコの存在を知る。) 
 
何年も妊活を続けていると、受胎は神の領域なのでだんだんスピってきます・・。笑 
 
☆スピ(スピリチュアル)系妊活☆ 
 
・子宝に恵まれるというパワーストーン(鞄に忍ばせておく。)
・引き寄せの法則(叶った想定で話をする事で叶った気持ちになる。)
・ホ・オポノポノ(ハワイのスピ)
・フラワーレメディー
・ホワイトセージを焚く(ネイティブアメリカンの浄化アイテム)
・墓参り(これはスピか?!)
・神社にお参り&厄年にお祓い
 
その他、妊活を絡めて旅行にも行きました。
伊豆の吉奈温泉(別名、子宝温泉)
子持ち地蔵へお参りし、帰りにシモの病気にいいと言う明徳寺へ行き、「おまたぎ」「おさすり」でお参りしました。(でっかい木のアレがあります・・。笑)
 
妊娠発覚直前には懸賞やくじに当選する様になり、(大型TV、一万円分の美容ドリンク、酎ハイ一箱、おしりふき一箱等当選しました!)運気の上昇を感じていました。
最後に妊活中の方にこれだけはお伝えしたい事があります。 
 
歯医者さんには行っておいた方がいい! 
 
子どもが出来ると歯医者さんへの通院のハードルが上がります。
私は虫歯治療を先送りし、怠ったばかりに大変な目にあいました。
歯のコンディションを整えてからの妊娠が望ましいです。 
 
東京都の不妊治療の助成制度については不妊治療のステップアップに悩んでいた時期に主治医の先生から勧められました。
不妊治療の値段も細分化されており未知の領域でしたが、当時通院していた吉祥寺のクリ
ニックでは体外受精は最低50万~と言われました。(当然その値段ではおさまりません
でしたが、助成内容を含め金額については細かく説明してくださいました。合同説明会もありました。)
体外受精、顕微授精で助成金をもらうには年齢制限と年齢による回数制限があります。
東京都の不妊検査等助成事業内容を改めて調べてみると当時よりも助成内容が増えている
ことに驚きます。
ホームページもリニューアルされており不妊に関する相談窓口もあるようです。

>詳しくはこちら
これから妊活を始めようとされている方が、少しでも気楽に妊活が出来る様に祈っています。 
 
(2022年9月 はけのいえのお母さん 子どもは小学校1年と来年年少です)