【本】~働く女性のワーク・バース・バランス~ キャリアと出産

この表紙のビジュアルから、ちょっとイケイケな人なのだろうなぁ…と少しひき気味で読んだのだけど、結構面白い点もあったのでオススメ。
特に興味を惹かれたのは、著者が生み出した誕生学という商標登録もされているらしいキーワード(ネット上では賛否両論あるみたいだけど…)。
命の大切さを伝え、子どもの自尊感情を高めるために、小さい子〜高校生まで、講師が学校等で赤ちゃんの誕生から出産、そして育児までを若干ドラマティックに語るというもの。youtubeでその様子を少し拝見したけれど、ただの性教育に比べて伝わるものはだいぶあるんだなと実感。本当の赤ちゃんを抱っこするところまでが講座で、恐々抱っこしてる学生たちの顔が優しくて良かった。
また不妊に悩む働く女性の切実な声や、職場のマタハラ的な環境。仕事復帰を妨げる保育園不足の現状等々。色々参考になる。
久々に、私も働いてる時間が好きだったことを思い出し、将来は子どものためにも、自分の生きがいの仕事を見つけたいなぁと思わせてくれた本。
(著者の、別書「いのちはどこからきたの?」も読んだけどこちらも結構良かった〜)