
学校に関してのこどもの様子がなんか気になる。そんなことありませんか?
こどもが学校に行きたくないと言い出す手前の、”ちいさな学校モヤモヤ”を抱える保護者の方へ。
フリースクール運営10年目筆者からの、少しでも対応のヒントになればという思いが込められています。
モヤモヤを抱えた保護者の方の心が少しでも軽くなりますように。
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「いつまでも宿題が終わらない」「泣きながら宿題をしている」
宿題の量について悩まれるご家庭は少なくありません。
目安としてよく紹介されるのが、「学年 × 10分」ルールです。
•1年生 → 約10分
•2年生 → 約20分
•3年生 → 約30分 …
この時間を上限の目安とし、毎日大きくオーバーしてしまう場合は、子どもにとって負担が大きすぎるサインかもしれません。
◎宿題が多すぎると感じたら
まずは担任の先生に、宿題を軽くできないか相談してみましょう。例えば、
•漢字の書き取り → 回数を半分にする
•計算ドリル → 問題を間引く
など、時間のかかっている課題から調整していくのがおすすめです。
◎子どもが「みんなと違うのは嫌」と言う場合
ノートの体裁は他の子と同じにして、中身だけ少し軽くする工夫もできます。
先生に交渉する際は、次のような理由を伝えると理解が得やすいでしょう。
1.繰り返し学習が合わない子もいる
2.勉強嫌いになってほしくない
3.宿題のストレスで登校できなくなるのは本末転倒
「まずは1か月だけ試させてください」とスモールステップでお願いすると、先生も受け入れやすいです。
◎宿題が軽くなると…
•帰宅後の家庭の雰囲気が落ち着く
•子どもがしっかり休養できる
•翌朝の「学校へ行く力」がチャージされやすくなる
宿題は「全員同じ量」よりも、その子に合った量で取り組むことが大切です。無理に頑張りすぎず、学びを好きなまま続けていけるよう工夫していきましょう。
◎まとめ
宿題の“ちょうどいい”量は、「学年 × 10分」を目安に考えてみてください。子どもに合った宿題の形を見つけることが、日々の学びを前向きにする第一歩になります。
(2025年10月 のら蔵 フリースクール運営10年目)