小金井神社の近くの一軒家で、「子ども食堂はけのそら」がスタートしたと聞き、運営する「つどいの家」さんを訪ねました。
光がさんさんと降り注ぐ明るいリビング。緑が添えられた大きなテーブルに、ふかふかのチェア。入った瞬間に癒される、素敵な空間です。
(畳スペースがあり、赤ちゃん連れも安心)
主婦のボランティアさんたちが作る温かい家庭料理。この日はアジフライ。季節の梅ジュースに、子ども達にはお菓子やおもちゃのお土産まで頂きました。
◎活動を始めたきっかけは?
いつかは子ども食堂を開きたいと思い続けてきた方の支援で、まず西東京市で子ども食堂を始めました。
残念ながらその方は故人になられましたが、縁あって「コミュニティハウスはけのそら」をお借りできることとなり、この小金井で子ども食堂を始めることになりました。
◎これからやってみたい事や、伝えたいメッセージはありますか?
現在は子ども食堂がメインですが、習ったり体験できるイベントなども開催できたらいいなと思っています。
子どもも大人も、障害がある方もない方も、また国籍や性別も問わずに誰でも気軽に立ち寄り、食べたり話したり、ぼーっとしたり、その人にとって心地よい時間を過ごすことができる「家」になりたいと思っています。
ほとんどのスタッフが小金井在住です。この小金井に子どもの頃から住んでいたり、親となり小金井で子育てをしたり、地元に貢献したいという気持ちがとても強いです。
焦らず少しずつ、小金井子育て・子育ち支援ネットワーク協議会の、「子育て・子育ちパートナーシップ宣言」の理念の元、活動していきたいと思っています。
>「子育て・子育ちパートナーシップ宣言」はこちら
(真ん中が代表の江刺家さん)
◎取材を終えて
印象的だったのは、ほとんどの親子が食後もゆっくりくつろいでいたこと。
友人と待ち合わせて、たっぷりおしゃべりしていく人。家から持ってきた小説を読む人。その傍らで、子ども達が紙風船やボードゲームで遊び、ご機嫌な歌声が響き渡る。なんだか自分の家より居心地がよいかも・・。
常連の4児のお母さんは、
「子ども同士が学校外でも会える居場所を作ってくださって、嬉しいです。土曜のお昼時、1週間終わって「今日はけのそらの日だ」と思うとホっとします。お腹をすかせてお邪魔させてもらってます。」
もう1つ印象的だったのは、ここが地域の方の「おすそ分けの思い」から成り立っていること。
この一軒家は、地域の方に使ってもらえるならと大家さんが無償で提供してくださったそうだ。運営資金はほぼ寄付金から。この日、子ども達へのお土産となったくじ付のおもちゃは近所の方がくださったそうだ。
ボランティアさんはできることを少しずつ。1時間だけ来て皿洗いして、さっと来てさっと帰る人もいるし、体が不自由な人は、来た人に「どうぞ」と一言、言ってもらえるだけでもよいという。
この食堂は経済的に困っているかどうかは関係なく、子育てを頑張っているパパさんママさんにも開かれているみんなの「家」です。
あなたも、ご近所にちょっと休みにいきませんか。
(2024.6月 Hママ 3児の母)
>姉妹サイト「えにえに」での紹介記事はこちら
◆基本データ◆
団体名 特定非営利活動法人 つどいの家(こども食堂はけのそら)
開催日 毎月第4土曜日12:00~食堂 14:00~カフェ
費用 こども食堂:子ども0円、大人300円 こども・おとなカフェ:子ども0円、大人100円
食事 毎回限定30食(お持ち帰りは出来ません)
開催場所 コミュニティハウスはけのそら 小金井市中町1-8-20
問合せ先 080-8066-8210 tudoinoie07@gmail.com
ホームページ https://www.koganei-sora.jp/hakenosora/cafeteria.html
FB https://www.facebook.com/groups/219162521222283