小金井市の、とある子ども会に入ってみて

(2023年4月再掲) 
 
子ども会ってご存知ですか? 
地域ごとに作られている団体で、四季折々の行事に参加できます。 
町会と協力して活動が行われていますが、町会に入っていなくてもOK(子ども会によって違います)。保護者同伴であれば3歳(年少)から入れるところもあるんです。
 
◎入ったきっかけ
長男が小学校に上がる時、近所のママ友から誘われました。私も子どもの頃、地元の子ども会に入っていて、盆踊りや神社で肝試しをした思い出があり、自分の子ども達にも幼馴染が沢山できるといいな、生まれ育った小金井での思い出をたくさん作ってほしいな、と思い入りました。
私は小学校の頃にクラスで孤立してしまった時期があり、その時、近所の幼馴染の存在に救われた経験があります。 
自分の子にとっても、学校以外のコミュニティが心のよりどころになるかも。そんな思いもありました。
 
◎活動の様子
活動は各子ども会によってさまざまです。私が入っている子ども会では、武蔵野公園での運動会、夏休みのラジオ体操、花火大会、芋煮会、縁日、もちつき大会、ボーリング大会などがあります。
うちの子に「1番楽しいことはなあに?」と聞くと、「お菓子がもらえること!」だそう。ラジオ体操や公園清掃を頑張った後にもらえる参加賞のことです。
 

子ども縁日での駄菓子の売り子や、みんなで対決するボーリング大会も、家庭だけではなかなかできない体験で、大はしゃぎでした。
夏休みには「ブロック見学会」があり、他の子ども会の子と、科学館などに出かけます。
6年生になると「ミステリートレイン」という、行き先が秘密の夜行列車の旅行に参加できます。毎年盛り上がる、目玉イベント。令和元年は松本駅まで行き、安曇野の地で様々な体験をしてきたそうです。(※コロナで最近は中止)
違うクラスや、他の学年の子と遊べ、3人兄妹の長男にも、甘えられる年上の兄貴分の友達ができました。特に長期休みの時、近くに遊び相手ができて助かっています。 
花火大会やもちつき大会は、お父さんたちもお手伝いに参加。みんなの前で活躍する夫の姿に「パパかっこよかった!」と子ども達も嬉しそう。親同士も徐々に顔なじみが増え、毎年の恒例行事が家族の楽しみになりました。
 
◎世話人をしてみて
世話人(役員)のお仕事は不安でしたが、働くお母さんもいるので年々仕事も簡略化され、メンバーにも恵まれ助け合って活動できたので、やってみたら案外大丈夫だった、というのが実感です。
私は町会がないところに住んでいるので、地域の人の顔が見えるようになり、このまちに愛着が湧きました。「子どもの声が聞こえないと、元気な地域にならないよ」という町会の方の言葉が印象に残っています。
何より近所で頼れるたくさんのママ友と知り合えたことが嬉しかったです。幼稚園時代は同世代のママ友との交流が盛んでしたが、小学校に入った途端、パタっと途絶えがち。会の行事は私にとって、お互いの子どもの様子、受験や習い事など、先輩ママからも話を聞ける貴重な情報交換の場でもあります。
また、自分の子どもだけでなく、他の子ども達も見守るようになったことで、それぞれに個性があるもんなんだな、と自分の子を大らかに捉えられるようになりました。
 
すれ違った時に挨拶を交わし、何かあった時に助け合える関係が近所にできたことは、子ども会に入って1番の収穫です。
子どもと一緒に過ごせる時期もあっという間。楽しい思い出を、沢山作っていきたいと思っています。
 
2021年4月 3児の母 Kママ
 
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