南小放課後の集い 『くじらっ子』

 
人間って本来とてもシンプルな生き物なんじゃないかって思う。
一緒にいたい人といて、自分がやりたいことをやりたいときにやる。
学校や職場にいると、それはちょっと無理だけど、そんな本来の自分の気持ちを聞いて、動
く時間が、もっとあってもいいんじゃないか。 
今は、目標があって結果が求められる、意味のある時間を過ごすことを常に求められているような気がする。子ども時代からそれってちょっとしんどくないか。
そんなことをずっと思っていた。 
 
南小の有志の保護者によって始まった放課後居場所「くじらっ子」。
火曜日と金曜日の放課後に、武蔵野公園の西側辺りで集っている。
ここでは、来たい子が来たいときにくればいい。
そして、やりたいことを好きなだけやれる居場所。仲間といたければ一緒にいたい仲間と。
もちろん、自分で責任をもって。  
 

仲間たちと走り回り、鬼ごっこをする子どもたち。
スカートをたくし上げて川に入る女の子たち。
ヤモリやカマキリを捕まえてくる子どもたちと、それに群がる子どもたち。
一人でラグビーボールを蹴り、練習をする子。
いつまでも、大きなバスケットボールでドリブルをつく子。
川の両側でボールを投げあい、ぼちゃんする子どもたち。 
何をしたいか、したくないか、仲間や自然も教えてくれる。  
 
 
大人たちも集まると、日頃思っていることをこぼし始める。
1年生の子どもを持つ親御さん、学校のことが分からないのに、コロナで学校の様子も見れ
ず、不安な気持ちでいっぱいになっていた。
子育ての悩み、一人で抱えていたお母さんもいた。
そんな悩みも、少しずつ聞きあい、話し合って、悩みや不安を共有する時間となる。
子どもたちが楽しんでいる姿を見るのがとても嬉しそうな大人もいる。
一人で子育てするのはちょっとしんどいけど、見てくれる、成長を見守ってくれる仲間がい
ることって、豊かなことではないか。
南小の放課後居場所「くじらっ子」は、こんな場であり、みんなみんな愛おしく思う。 
 
(2021.12月 Yママ)