vol.045 NPO法人ファミリーステーション・SACHI

私の子どもがまだ未就学児だった頃、「ふらっとカフェマルシェ」という子育てサロンのチラシを見て行ってみたことがありました。
訪れると、とってもアットホームな雰囲気で、母も子も色々楽しめるコーナーや遊びがありました。 
何より、私自身がリラックスしておしゃべりして癒されたことを覚えています。 
そんな子育てママたちの為の活動をされている、代表の高橋さんにお話を伺いました。 
 

 
◎活動を始めたきっかけはなんですか? 
 
私たちが活動を始めた1990年代日本の社会は急速に都市化と核家族化が進み、孤独な育児を強いられる環境の中で、「子育て支援」という言葉も概念も一般化されていない時代でした。 
専業主婦が7割働きながら子育てする世帯は年々増加の一途をたどっていましたが、まだまだ3割程度、3歳までは自分の手元で子育てするという、いわゆる3歳児神話が顕在していました。 
子育てのための社会的支援は、保育園、医療費の公的負担、母子保健としての保健師訪問や予防接種などごくごく基本的なものだけでした。 
 
そんな中、バブル世代の私たちは、学校では男女平等。 
ところが社会に出ると不平等、結婚し、子どもが生まれたら家庭に入り、突然初めての育児に一人ぼっちで取り組まなければなりませんでした。 
この頃少子化が加速、乳幼児の虐待件数はうなぎのぼり。
 
私たちは、介護と同じように子育ても家庭の問題から、社会の問題としていかなければならない命題の真っただ中にいました。 
これは、社会に訴えていたならば時間がかかって何の解決にもならない。 
新生児も三か月もたてば寝返りを打ち始める。 
待ったなしの中自助的活動を起こして、自分たちの問題を解決する必要があったのです。 
「高橋さん、お子さんが三人もいるなら、私たちにいろいろ教えてください。」と懇願されて、 
「経験」が「人の役に立つ」のであれば!と思い、「子育てサロン 野川ママの会」を発足しました。
 
◎今やっていることはどんなことですか?
 
よりそう・つどう・やってみる を三本柱に
1)訪問型子育て支援事業:
子育て家庭に先輩ママサポーターが訪問しママの話に耳を傾けること(傾聴)をし、アセスメントシートに沿って一緒に家事育児をする(協働)からその家庭の強みにフォーカス(エンパワーメント)する。
 
2)子育てサロン事業
つどいの広場連絡協議会所属団体として、小金井市で最初の子育てひろばを運営しました。
 
3)講座・相談事業
ママ達の「得意」や「好き」を軸に広場でブースを出店・ママ達の身の丈起業を支援しています。「講座」はママ達からの企画で、その都度開催しています。
 
の、3つの事業ををやっています。
 

 
◎これからやっていきたい事、伝えたいメッセージはありますか?
 
1) これからやっていきたい事
コロナ禍で、人が集まる形式の催事が難しくなる一方で、Zoomなどの便利な機能が出てきました。 
私たちはこのどちらも上手に使いこなして、家にいながらも大勢で楽しめる事と、少人数で集まってやった方がいい事の両方をやっていきます。 
 
どんな環境下であっても子育てそのものがストップすることはないのですから、時代ごとのママ達の悩みは尽きることはありません。 
ゆえに私たちが支援の手を伸べることを止めることはありません。 
2022年度からは、ママ友づくりを24時間できる「ママの為のマッチングアプリ」を作成運用していきます。 
地域に親しくできるママ友を作りたいが、平日は仕事があり、土日は家庭の一週間分の家事をこなす中で、なかなか地域の催事に参加が難しい等、今どきのママ達の事情に寄り添う形で提供できるようにしていきます。
 
2) 伝えたいメッセージ
独身時代や、夫婦二人だけだった時代と、子どもが出来てからは働き方も夫婦のあり方も変えていかなければやっていけません。 
家庭と仕事の両立はファミリーだけでなく取り巻く社会全体で、考えていかなければならない重要課題ですね。 
ママだけに負担がのしかかるようなことがあってはなりません。 
私たちは次の世代に課題を解決して渡していきたいですね。 
 
一人では解決できなくても、みんなで力を合わせると社会が変化することをこの目で見てきました。 
信じて、そして声を上げていきましょう。たくさんの人を頼ってください。一人ぼっちにならないで。
 
 
 
◎取材を終えて 
 
コロナ禍で、集うことが少なくなって、人と距離を置くことに慣れてきて、家族だけで過ごすことも多くなりました。
でも、子育てって、色々な人と関わって斜めの関係を作る方が圧倒的に楽。ささいな悩みを打ち明けたり、先輩ママにアドバイスしてもらったり。 
 
私も子どもがまだ幼稚園に通っていない、どこにも所属していない頃は特に、自分だけで悩んだりイライラしてしまうことがありました。 
「孤育て」になりがちなママ達が少しでも楽になったり、癒されたり、そんな場が増えたらいいなぁと感じました。
高橋さんの活動に対する熱い思いが、色々な形となってママ達の笑顔が増えると良いですね。 
 
「たくさんの人を頼ってください。一人ぼっちにならないで。」  
という高橋さんの言葉に肩の力が抜けて、励まされるママ達がたくさんいると思います。私もその一人です。 
これからのご活躍も応援しています!

 
【基本データ】(2021年8月現在)
団体名:NPO法人ファミリーステーション・SACHI
開催日:概ね第4火曜日 午前10時~12時  
開催場所:西之台会館 
「ふらっとカフェマルシェ」という多世代交流型の子育てサロン開催
その他事業は随時募集中

TEL/FAX:042-316-7861
緊急訪問依頼:08050085977
メール:info@sachimama.jp
HP:http://www.sachimama.jp/
FB: https://www.facebook.com/familystationSACHI  
  https://www.facebook.com/sachimaruchan   
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