【冊子】わたしは忘れない 小金井の3.11

 
東日本大震災から今日で10年。
10年前のあの日、皆さんはどこで何をしていましたか・・? 
 
私は当時、都内のオフィスで仕事中で、会社のテレビで映し出されたリアルタイムの津波映像に、背筋が凍る思いをしたことが思い出されます。
発災後ほどなく、通常業務に加え震災関連業務につくことになったため、残業や夜勤が続き、社員寮にはほぼ寝るためだけに帰宅していました。 
 
でも、当時の私は、独り身で子どももおらず、まずは我が身の心配をするだけで良い状況でした。(実家の両親の無事は早々に確認できていました。)
社員寮も会社から近かったため、帰宅困難者となることもなく、計画停電から除外されていた区域だったために停電を経験することもありませんでした。
地震の揺れや、その後起きた原発事故は勿論怖かったけれど、正直なんだか良く分からないというのが本音で、日々目の前にある仕事をこなすことに必死・・・そう、自分のことで精一杯だったのです。 
 
そんな私が結婚を機に小金井に引っ越してきて今年で9年目。
2人の子どもを授かり、小金井での子育てを経験しました。
そうして思うのです。 
 
震災当時、子どもを育てていた小金井のママやパパたちは、一体どんなに不安だっただろう・・。
原発事故を受けて、子どもへの影響をどれだけ心配しただろう・・と。
母となった今だからこそ、子どもを案じる気持ちが痛いほど想像できます。
自分のことだけで精一杯になってはいられなかったはず。
その時に、ママやパパたちはどうしていたのか知りたい!そんな風に思っていた私に、先輩ママがこの冊子の存在を教えてくれました。 
 
「わたしは忘れない」
一通り読み終えて、そのタイトルが本当に胸に沁みました。
震災の5年後に作成されたこの冊子。
発行団体の名称は、「子どもと未来を守る小金井会議」。 
一市民であったママやパパが立ち上がり、放射能に関する勉強会や、専門家を招いての講演会、学校給食食材の安全のために陳情書の提出等、5年間で関わった具体的な活動の詳細が記されています。
また、発災当時の様子や、その後の活動を振り返る個人の手記は、当時の小金井での子育てにどんな困難があり、どんな葛藤を抱えていたのかも窺い知ることができる貴重な証言として掲載されています。 
震災や原発事故後の影響について、記憶の彼方に置き去りにすることなく活動し続けてくれた先輩ママとパパの活動の多くに頭が下がる思いになりました。 
 
辛く大変だった記憶は忘れてしまった方が楽になるかもしれません。
でも、またいつか必ずどこかで地震はやってきます。
忘れてしまったでは済まされないのだろうと思います。
あまりにも多くの犠牲を払って分かったことです・・。 
 
また次に大きな地震に遭遇したら・・考えるだけでも怖いし、「いつか」はまだ先かも?と逃げたくなるけれど、大切な家族、我が子を守るために、まず目の前でできることを一歩ずつ・・。 その一歩がきっと大きな力となっていくはずだから。
そんな風に思わせてくれた冊子でした。 
なお、この冊子はセレクトショップゆうすいで450円で販売もしています。
 
(Eママ、6歳女児、3歳男児) 
 
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