「東小金井北口こども商店会プロジェクト」 リポートその1 〜子どもたちの目の色が変わった〜

 

これから必要になる力? 
 
こんにちは。ミニこがねいのミニコ新聞のバイト記者・小林です。 
「ビジネスマンに必要なのは起業家精神だ」と言われて久しいですよね。
折しも小金井GIGAスクール構想では授業改革が打ち出され、重視されているのは「協業」と、「答えのない課題に取り組む意欲」。 
それを、「ビジネス」の面から実践している取り組みが、10月9日・17日・18日に試験的に行われたので取材してきました。

今回参加したのは小学生・中学生あわせて10人。前の週の9日には、オンラインでキャリアコンサルタントの大野さんの講義が行われました。 
大野さん、言葉遣いは子ども向けだけど、中身は大人向けと変わらない。 
「10年後AIに現在の半分の仕事は奪われる」。だからこれからは、「仕事をつくれる人間になれ!」 
 
 
 
それにしても、その話を受けて「シンギュラリティ」なる言葉が、参加者の小学生から出てきた時はびっくり。聞いてみたら、子ども向けに、AIの説明資料なども出ているらしい。思ったより世の中は動いている。
大野さんからは、「仕事を作るってどういうこと?」という疑問を投げかけられ、2日間の教室はスタートした。 
場所は地元のお祭りなどでもお馴染みの、あのケーニッヒの全面協力で行われた。 
 
 
 
お店のプライド・ケーニッヒ=王様 という店名 
 
初日はチームの命名と組み分け。子どもたちのミッションは、お店の新商品を考え、社長の島崎さんに提案するというもの。

まずは社長の島崎さんから、お店と仕事の説明がある。1階ではソーセージなどの販売や、ホットドッグのテイクアウト。2階ではランチで様々なドイツの肉料理が楽しめる。ちなみに、店名の「ケーニッヒ」は、「王様」という意味だとの説明があった。肉のことを知り尽くした島崎さんのプライドがうかがえる。
はてさて、子どもたちにはプロの技術はないわけで、あとは発想。さてプロの島崎さんに届く発想が生まれるのか、ドキドキのスタート!! 
 
 
 
そして、子どもたちは、ホッドドッグの試食を行い工場見学へ。まだまだ社会科見学の延長だ。だが午後から様相が変わる。 
 
「てつ」先生のミッションとは 
 
子どもたちにビジネス指南をするのは、3つの会社を経営しながら全国を飛び回る石原鉄也さん・通称「てつ」先生だ。 
てつ先生から具体的なビジネスについて問いかけがあった。子どもたちに、先ほどの島崎さんのお話しで何を感じた?仕事ってなんだろう?
げげ・・そんなんおっさんでも聞かれたら答えられない・・(汗)
てつ先生は、「お金を稼ぐ」ポイントを子どもたちに説いていく。 
「お客さんの気持ちがわかる人は、お金を稼げる。いい人はお金を稼げる」とか、「自分ができること、お客さんが望むもの。そしてライバルがしようとしていないこと」がポイントだと説明。ふむふむ確かにライバルがいると「価格競争」になってしまうなぁ。大人でも参考になる。 
 
 
 
そして、てつ先生から5つのポイントが示された・・。これらを調べないと新商品も提案できない。

そのためには、お客さんや島崎社長に質問だ!ということで、お店でお客さんたちに質問をする子どもたち。お客さんたちが何を望んでいるのか?社長の島崎さんは何を課題だと思っているのか?
実践を元にインタビューをして行く。「お客さんは家族連れが多いよ」「え?2階のレストランは高齢の方も多かったから、そちらを狙った方が・・」自然と議論が始まっていく。

お客さんの反応が知りたくて「食べログ」をググり出す子ども。 
島崎さんに「課題はなんですか」とストレートな質問をする子ども。そうした動きをてつ先生は、1ミリも否定しない。
「いいね!」「なるほど!」肯定的な反応しか返ってこないのだ、トンチンカンな質問や疑問、動きがあってもニコニコ笑いながら見守るてつ先生。 
 

 
 
そして、ケーニッヒのパスタの特徴を聞いて、チーズやクリームが合うことや、乳製品が合うことを聞く子ども。店のパンやソーセージのラインナップを調べ始める子ども・・。
午後はあっという間だった。子どもたちの目の色が変わり始めていた・・。 
 
(続く) 
 
【記:ミニコ新聞・バイト記者・小林】