小金井子育て・子育ちパートナーシップ宣言

子どもを育てることは、未来へ命のバトンをつなげる営みです。そして、それは親だけが担うのではなく、社会全体が手をつなぎ子どもの育ちを支えていかなければなりません。
本来、喜びを実感できるはずの子育てが、地域社会のつながりが薄くなった現代は、孤独で辛いものになりがちです。また、大人が子どもに求めるものも多様になり、大人の価値観の違いによって子どもの環境は大きく違ってきています。高度経済成長を機に自然環境や社会環境の悪化も否めません。その結果、比較的環境に恵まれているこの小金井でも、子どもがのびのびした「子ども時代」を過ごすことが難しくなっています。
そのような中で、子どもが自分らしく生き、愛情に包まれて社会の大切な一員として育っていけるように、2009年(平成21年)に「小金井市子どもの権利に関する条例」が制定されました。
子どもは守られるだけの存在ではなく、自らが育つ力を持った存在です。私たちは、子どもを大人のパートナーと認め、子どもが温かなまなざしの中で豊かな子ども時代を過ごすことを望んでいます。子どもとともに大人も学び育っていける小金井をめざし、ここに「小金井子育て・子育ちパートナーシップ」を宣言します。
 
1 私たちは、子どものあるがままの姿を尊重し、
  子どもが人として大切にされるまちをめざします。
 
1 私たちは、ともに手をつなぎ、
  子どもたちが安心して育っていけるまちをめざします。
 
1 私たちは、子どもの声を受けとめ、
  その意見が生かされるまちをめざします。
 
1 私たちは、厳しい環境の中においても、
  子どもも大人も自律して生きていけるまちをめざします。
 
1 私たちは、行政とともに子育て・子育ち支援に積極的に取り組み、
  「小金井市子どもの権利に関する条例」の啓発と実行をめざします。
 

2012年(平成24年)7月3日
小金井子育て・子育ち支援ネットワーク協議会