育休パパーその妻のつぶやき②ー

 
2人目出産予定の助産院では、産後1か月は身体の回復のために家事は一切しないようにと言われていた。無理に動くと更年期も早まるのだとか。1人目の産後はそんなこととは知らずかなり動いていたので、貧血や片頭痛等、身体の不調に長く悩まされた。だから今回はパパもいることだし、産後1か月は本当に何もしないぞと心に決めていた。
でも、有難いことに2人目の出産は初産に比べてはるかに楽で、産後直後から割と元気。そんな訳で、無事に退院の日を迎えて我が家に帰ったその日から、自分に少し余裕があるために家の中のこと一つ一つが気になって仕方ないのだ。
 
 

育児と育パパ?
 

元々早起きが大の苦手なパパ。子どもたちが早起きしても何とか二度寝させようと布団に引っ張り込みグズグズ。私はそれまで遅くとも8時には朝食を用意していたけれど、待てど暮らせど朝ごはんにならず、とうとう10時・・。
「パパ、朝ごはんまだ?」
「ごはんの前に洗濯機回してね。今日曇ってるし早く干さないと乾かないよ~」
「あ、ゴミは出した?」
「パパ、おしっこだって!(娘)」
と、乳児を抱きながら口しか挟めない私。慣れない家事にアワアワする中、妻からの突っ込みに余計焦るパパ。
頑張ってくれていると思いはするものの、時間管理がてんで苦手なパパは出かける予定があってもたいてい遅刻。出発時間が迫ってくると、つい時計をチラチラ見てしまい、一人ハラハラしながら胃が痛くなる私。
(あー、私がやった方が100倍早い・・。動きたい・・)と心の叫びがどうしたって顔に出てしまう。
育休スタートの前までは、家事と上の子のお世話を何もしなくていいなんて「何て幸せ!」と思っていたけれど、実際そうなってみると何もできないことが逆にストレスでイライラばかりが溜まる日々。それに、口うるさい姑のようにあれこれ細かいことを言わなくてはならないことにも疲れてきた。
(言われる前にこれくらい考えてやってよー。)
と心の中で毒づきながら、ハッ!と思ったのは、『あれ?これって子どもの育児と同じかも・・』ということ。これくらいできるだろうとか、分かっているはずと思っていても、意外なことに引っかかってできないことがあったりする。
上の例で言えば、朝食を8時には食べたいなら、逆算して7時には起きて娘の着替えやトイレを手伝い、ゴミを出し、洗濯機を回して朝食の準備をしないと間に合わない、ということが分かっていないのかも。というか3歳児と過ごす(乳児も加わったけれど)1日の流れがそもそもよく分かっていないから時間管理できないだけなのかも!そう閃き早速作ったのは、A4用紙に手書きで書いた≪1日のスケジュール表≫。冷蔵庫の目立つ所にバンッと貼り付け様子を見る。毎週決まった予定がある日をモデル日として用意すべき持ち物等も追加して書いてみた。これで
「あと10分で出ないと間に合わないよー。」
「もうあと5分だよー!!」
なんて、(毎日私はタイムキーパーかよ!)と一人ツッコむこともなくなるかしらと期待して。
でも、自分が子どもと一緒だなんて、「めっちゃ上から目線で、やな感じ~」とパパはきっと言うだろうなと思う。だけど妻側としてはそう思えば少し仕方ないなと優しくできるようになるから不思議。
さて、このスケジュール表の効果はどうだったかと言うと…残念なことに我が家の場合はそんなに劇的な効果はなかった…。やっぱり元々時計を見るのが苦手な人だったみたい。そういえば会社にもよく遅刻してたっけ。でも娘には時間を守れる人になってほしいからどうしたらよいのか未だ模索中…。
 
 
続く。
 
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